実践ノウハウ

新商品・新規事業をデビューさせる

実弾
勝つために様々な実弾を用意する
 新商品・新規事業のリーダーのあなたが、どんなに立派な戦略を立てても、どんなに素晴らしい新商品を作っても、どんなに熱く語ろうとも、新商品・新規事業が”売れなければ”意味がありません。
 そこで、新商品・新規事業を売るための戦略を実行していくためには、ビジネスの実弾をどんどん作って、ターゲット顧客に向けてバンバン打ち込む活動が必要となります。様々な戦術に使うために様々な弾丸を作ることが必要です。
 この弾丸を作る活動の中で、”手順を踏んで進めることで効率化が果たせるような作業、効果的に外注すれば済むような作業”「マニュアル」としてまとめました。
 狙った顧客を外さない精度の高いビジネスの実弾を作って、顧客候補の方の心を射貫きましょう。


ビジネスの実弾の準備

実弾
戦略を実行する効果的な武器を次々と準備していく

 新商品・新規事業を担うリーダーの方が押さえておくべき全体の流れは図のようになります。リーダーは総合プロデューサーとして、大局を押えた上で、どの作業に重点を置くか、順番はどうするか、遅れはないか・・・と各作業にも目配りをします。
 例えば、カタログ製作の実務の細部にまで知識を深める必要はありませんが、さりとて、全くのド素人では困ります。そこで、各作業についてある程度のノウハウは押さえておきたいものです。
 この「実践ノウハウ」の各章の内容を押さえておけば、制作業者の言いなりにならずに済むようになるでしょう。そして、ここで紹介している実践ノウハウをリーダーの方が習得できていれば、制作業者の方々とは、”より上流工程”の話に時間を掛けることができるようになるでしょう。
 まずは、一度、「実践ノウハウ」の全コンテンツに目を通してして全体感を掴んでください。その上で、自分の新商品・新規事業にとって重要となるビジネスの実弾を作る箇所に注力してください。


フレームワークの理解も欠かせない

 「実践ノウハウ」の各章では、新商品・新事業を担うリーダーの方々の負荷を軽減するためのノウハウを紹介しておりますが、フレームワークの理解が不足していると良いアウトプットが出せません。 よって、重要なフレームワークの理解も並行して進めてください。

 例えば、新商品が従来の商品よりも軽いとしましょう。この場合、「軽い」を訴求点ポイントしてプロモーションの戦略を組み立てていくことになりそうです。 でもちょっと待ってください。どれくらいの価値がある軽さなのでしょうか?もし、他社よりも12g軽いとして、他社が598g、自社が586gであった場合、使う人にとっても価値の差があるのでしょうか? カバンに入れてしまえばその差に気付くようなことでもないとしたら、それは真の訴求ポイントにはなり得ません。
 買ってくれる人にとって価値があると考えてもらえるようなポイントでなければ、真の価値と言えません。これを「顧客価値」と言います。 「顧客価値」のフレームワークは、全ての説明でずっと出てきます。このフレームワークは頭の隅に置いていただき、何かを決める際に、常に常に照らし合わせて考察していく必要があります。
 一方、他社よりも12g軽いことは「競争優位」と言います。これも大事です。これは、時と場合によって使い分ける必要がでてきます。少なくとも戦略を考察していく時には、「競争優位」と「顧客価値」とマゼコゼにならないように留意していく必要があります。

 このような留意点は一例に過ぎません。私のビジネス経験では、残念ながら多くの方々がフレームワークの理解が乏しいために、不効率、不適切な進め方をしていました。また、中途半端な理解でフレームワークを利用しようとしているようなことも度々見かけました。
 このため、新商品・新規事業を担うリーダーの方には「実践ノウハウ」の理解と共に、「フレームワーク」の習得も強くお勧めさせていただきます。
 新商品・新規事業を売るための考察に必要な10大フレームワークの理解は フレームワーク のページを参照してください。
 インターネット上にもフレームワークを解説する情報が多々ありますので、さらに深掘りして把握に努めてください。

 では、まず最初は全ての基本となる 戦略策定 から